子育ての悩み…その４、『良い子』ってどんな子？
こんにちは！
いつもありがとうございます。
気学鑑定士の『知世』です。
私の子育ては
遙か昔に終わってしまいましたが、
つい最近『子育てセミナー』の
お手伝いをさせて頂いたので
昔を振り返って
その体験をシェアさせて頂いてます。
子供を叱る時
褒める時
よく使ってしまう言葉があります。
『良い子にしてなさい』
『良い子はそんな事しません』
『そんな事すると悪い子になっちゃいますよ』
『お片づけ出来たの？良い子だね！』
『全部食べたの？良い子だね』
この『良い子』と『悪い子』
私もそうでしたが、
お母さん達がついつい使ってしまう言葉です。
ある時主人に言われました。
『お前が使うその『良い子』って』
『どんな子なんだ？』
『お前の『都合の良い子』ってことか？』
私はドキっとしてしまいました。
もちろん私の中では
そんなつもりがあって
使ってる訳じゃありません。
人に迷惑をかけない（良い子）様に、とか
そのワガママ（悪い子）を放置してしまうと
将来、我が子の為に
ならないんじゃないか？とか
幾らでも理由をつける事は出来るんです。
ただ
その常識的な考え方が
何処まで正しいのかなんて
誰にも分かりません。
ただ自分の理想を押し付けている
だけなのかも知れません。
…
日本の文化の中に
人に迷惑をかけない様に気を使う、
と言うのがあります。
日本は逃れる事の出来ない島国です。
私たちは
集団を乱さない様に教育され
世間様から
後ろ指を刺されないように
細心の注意を払って生きて来た人が
多いのではないでしょうか？
私はこれが全部悪い事だとは
思いません。
震災の時に
暴動を起こさず
何時間でも列に並んで水を貰っている、
そんな姿が世界中から賞賛されました。
本当に誇らしい事ですし
日本が世界に自慢出来る部分でも
ありますよね？
ただそんな私達日本人は
自己主張する事が
苦手な人が多くないですか？
私もそうですが
自分の悪い所は幾らでも挙げられるのに
良い所を言ってください、
と言われると、
突然考え込んでしまい
堂々と言う事が出来ない人が
多いのではないでしょうか？
…
話を戻します。
『良い子だね！良い子だね！』
と育てられた子供は
その良い子の枠から
逃れられなくなってしまう事が多いです。
これは
第１子の人や素直な性格の人が
宿りやすいのですが
親の言う事に逆らえなくなってしまい、
自己主張も
出来なくなってしまうんです。
まさしく親の都合の良い子に
なってしまう訳です。
（国の都合の良い子にもなります）
もちろん
思いやりから
親の言う事を聞いてる場合は
また話は違いますが…
では
どうしたら良いのでしょうか？
子供を行動させたい時には、
『良い子、悪い子』の言葉を使わない事。
そして
その現状を問いかけてみて欲しいです。
『良い子になって
そのオモチャを片付けなさい』
と言う代わりに
『オモチャが散らばってるね』
『どうしたら良いかな？』
みたいに問いかけてみると
自分で考えて行動する様になります。
人の言う事を聞ける子は
素晴らしいです。
でももう１段階…
人の言う事を聞き
それに付いて、自分は
『どう思うのか？』
『どうするのか？』
を考えてみれる。
これが出来る様になると
もっと素晴らしいのではないでしょうか？
親のちょっとした
言葉のチョイスで子供の将来が
変わって来ると思うと
怖くになってしまう方も
居るかも知れませんが、
子育てに
正解、不正解はなく
またその子供によって
向き合い方も違って来ます。
今回の話は
ただあなたの子育ての
参考にして頂ければと思います。
今日も最後まで
お読み頂きありがとうございました。
