糖尿病の原因は『グルカゴン』だったんですか？（その１）
こんにちは！
気学鑑定士の『知世』です。
いつも、ありがとうございます。
『糖尿病はグルカゴンの反乱だった』
これは『稙田太郎』さんと言う先生の著書で
今年の春頃に出版されたそうですが
１時期、売り切れになってしまうほどの
話題になった、そんな本の題名です。
糖質制限をやっている
糖尿病患者の方々にとっては
その内容により
心がザワついている方も多いとか…
『グルカゴン』とは…
膵臓のランゲルハンス島の
α細胞から分泌される
血糖値を上げるホルモンです。
でも普通、糖尿病と言えば
インスリンの方を
思い浮かべる方が多いですよね？
『インスリン』 とは…
同じくランゲルハンス島
こちらはβ細胞から分泌される
血糖値を下げるホルモンです。
『インスリン』と『グルカゴン』
この２つのホルモンは
血糖値を一定に保つ作用をする物であり
その働きは拮抗している（健康な方の場合）
と言われています。
今まで『糖尿病』と言えば
『インスリンの減少（不足）』や
『インスリンの効きが悪い（抵抗性）』
これが原因で
この病気（２型糖尿病）に掛かってしまう、
と言われていました。
が、
この本の中では
『膵臓のランゲルハンス島、
α細胞の働きがおかしくなる』
すると、
『グルカゴンが
出てはイケないタイミングで出てしまう』
この事が原因で糖尿病になってしまう。
と書かれています。
（難しい説明を知りたい方は
本を読んで頂くのが１番です）
『インスリン不足（抵抗性）』と『グルカゴンの暴走』
これが引き起こす事は
どちらも同じ『高血糖、状態』…
今までインスリンにばかり
焦点を当て過ぎてしまい
その陰に隠れているグルカゴンの存在を
見過ごしてしまっていた、と言う事らしいです。
分かり易く、簡単に書いてみると
『正常にホルモンが働いている場合』
食事をする
↓
血糖値が上がる
↓
インスリンが出る（グルカゴンの分泌が減る）
↓
血糖値が下がる
こうなりますが…
『α細胞が狂ってくると』
食事をする
↓
血糖値が上がる
↓
グルカゴンの分泌が高まる
（インスリンの不足、効かない）
↓
普通よりもっと血糖値が上がる
と、こうなってしまうそうなのです。
そこには『インクレチン・GLP-1』と言う
ホルモンが関わっていて
『このホルモンの分泌が減少する事により
グルカゴンの暴走が起こり
血糖値のコントロールが悪くなる』
反対に言うと
『このホルモンを活性化する事により
糖尿病の予防や
軽度な糖尿病の患者さんの血糖値の改善に繋がる』
と言うのです。
…
では、何故…
糖質制限をしている
糖尿病の患者さんの
心がザワ付いているのか？
実はこの、GLP-1を
増やしてくれる食べ物が
『水溶性食物繊維＋糖質』と『βグルカン』
と、言われているからです。
これに当てはまる食べ物は
例えば
『大麦。ライ麦、オート麦』
どうでしょう？
これらの食材は
スーパー糖質制限をしている
糖尿病人にとっては
簡単に手が出せない食べ物ではないでしょうか？
…
私は 関節リウマチを切っ掛けに
糖質制限を始めましたが
当時、血糖値の方も
境界線型に足を突っ込んでいる状態でした。
糖質制限を続けて８年半…
この食事法を続けるリスクとして
『朝の空腹時血糖が少しづつ上がって行く』
実はあまり知られていませんが
こんな事が起きる事もあるのです。
だからと言って
穀物を食べる事には抵抗があります。
そこで、２ヶ月ほど前から
これらの内容を参考にして
糖質を撮る事なく
『グルカゴン』を抑える事は出来ないのか？
これに、挑戦している最中です。
すみません…長くなるので
続きは次回にしたいと思います。
今回の話、もっと詳しく知りたい方は
稙田先生の本
『糖尿病はグルカゴンの反乱だった』
本を読むのはちょっと面倒…
と言う方は
『栄養チャンネル信長』さんのyoutubeでも、
この内容について
話しているのがあるので調べて見てくださいね！
今日も最後まで
お読み頂き、ありがとうございました。
